変な人の手記　～この五人は、純然たるびわ男でした……～

我が家の風呂はバランス釜である。
安心してほしい。導入して3年経ってない、比較的新しいタイプの釜なのだから。

以前ニコニコ静画で見たおまんがの何かしらで、バランス釜について描かれた話があった。これについては物忘れの激しい年頃（30代後半）な私の、うろ覚えな内容であるから話半分でよろしくお願いしたい。

そこはとある会社で、ファック先輩なるデキる人物がいる。そしてバランス釜の扱いがわからない主人公に、ファックファック言いながらバランス釜をファックする方法についてレクチャーする。
で、肝心なのが主人公の扱うバランス釜というのが、ハンドルをガチガチ回すタイプなのだ。うちの近隣の住人にもこのタイプ、しかも相当な年季入りの保有者がおるらしく、かなり深い時間にも関わらず超速ガチガチ回転音がうなりを上げる夜がしばしばある。

私が主張したいのは、「今のはそこまで扱い難しくないよ？」この一点。

我が家のバランス釜に点火時クルクル何度もまわすハンドルは存在しない。ふつうのちょい古めの、壁際に電子化されてない押し回しする点火つまみと、左に回すとシャワー、右に回すと蛇口が出るレバー、それと下の方にガスの量を4段階で調整する小さなつまみ。
色々書いたが、重要なのは点火時のガチガチハンドルが存在しないということ。かわりに単一電池2本を要する。

件のおまんがではバランス釜の不便さだけがクローズアップされており――まんがの丁寧語表記が気になるだろうか。字面から女性器の俗称、ひいては女性器を連想してしまうだろうか。私はする。君はあれか、
お万の方
と字幕が出たらドキッとするタイプか。私はする。あまつさえ女性器から勢い良く何かを噴出するさまを連想する。そう、おマン砲である。お万の方、の方を音読みして'の'を省くわけだが、ここまで説明するとさすがに興ざめであろう。
大丈夫だろうか。あなたの、そして私の知能は低下していないだろうか。今だけは。今だけは心ゆくまま、ちょっと気取ったバカの文章でバカになってもよい。よいのである。

――話を戻そう。
今のバランス釜は便利に使えますよ、ということ。おわり。